PythonをWindows環境で使用する際に、複数のバージョンを使い分けたいことがあります。
pyenv-winを使うと、簡単にPythonのバージョンを切り替えることができます。
pyenv-winのインストール
以下のコマンドを実行してChocolateyでpyenv-winをインストールします。
> choco install pyenv-win
インストールが正常に完了したか確認するため、以下のコマンドを実行します。
> pyenv --version
pyenv 3.1.1
Pythonのインストール
Pythonの安定バージョンは、以下のサイトを参考にしてください。
以下のコマンドを実行すると、pyenv-winでインストール可能なPythonのバージョンを確認できます。
> pyenv install --list
インストールしたいバージョンが表示されない場合は、以下のコマンドで更新すると表示されるかもしれません。
> pyenv update
以下のコマンドをバージョンを指定してインストールします。
> pyenv install 3.13.1
Pythonのバージョンを設定
インストールされているPythonのバージョンを確認
> pyenv versions
* 3.13.1
Pythonのバージョンを 3.13.1 に設定
> pyenv global 3.13.1
有効なPythonのバージョンを確認
> python --version
Python 3.13.1
仮想環境の有効化
仮想環境のプロジェクトとしてtest-projectフォルダを作成し、test-projectに移動します。
> mkdir test-project
> cd test-project
以下のコマンドで仮想環境を作成します。プロジェクトフォルダ直下に「py3131」が作成されます。
> python -m venv py3131
以下のコマンドで作成した「py3131」の仮想環境を有効にします。
> .\py3131\Scripts\activate
仮想環境が有効になると、プロンプトが (py3131) に変わります。
(py3131) PS C:\Users\user\test-project>
ライブラリーは仮想環境でインストールすることをおすすめします。
(py3131) PS C:\Users\user\test-project> pip install pandas
仮想環境の無効化
仮想環境を無効化するには、以下のコマンドを実行します。
このコマンドを実行すると仮想環境が無効化され、通常のシステム環境に戻ります。
> deactivate
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